理工学府 物質・生命理工学領域 / 物質・生命理工学教育プログラム / 理工学部 化学・生物化学科 | 国立大学法人 群馬大学

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2013年8月

鈴木美和さん(M1)が優秀ポスター賞を受賞

ニュース

理工学府物質・生命理工学教育プログラム博士前期課程一年(生分解性高分子科学研究室)の鈴木美和さんが、平成25年度第44回繊維学会夏季セミナーにおいて「優秀ポスター賞」を受賞した。「優秀ポスター賞」は優れたポスター発表を行った者に対して贈呈されるものである。受賞内容は「中温環境におけるポリ(3-ヒドロキシブタン酸)分解細菌とポリ(エチレンサクシネート)分解細菌の分布」であり、生分解性高分子科学研究室の粕谷教授、橘助教との共同研究の成果である。

本研究は、化学合成された生分解性高分子であるポリ(エチレンサクシネート)を分解する微生物の環境分布を詳細に明らかにした。化学合成生分解性高分子は、分解性とその周辺環境の間に大きな相関が見られることが知られている。本研究では、この原因は、環境中の分解微生物の種類と分解酵素誘導機構が大きな要因であることを突き止めた。この結果は、使用環境に依存しない生分解性高分子の分子設計において、重要な知見を与えうるものであり、今後の発展が期待される。

 

図1 図2

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第3回エレメント・イノベーション国際シンポジウムのお知らせ

イベント

本事業は、平成23年度文部科学省特別経費(プロジェクト分)として、「大学の特性を生かした多様な学術研究の機能の充実」の区分で採択をうけたプロジェクトであり、長年工学部で培ってきた「炭素」「ケイ素」に関連する研究を、さらに大きく発展させるべくさまざまな活動を展開しております。
この活動の一環として、群馬大学では毎年国際シンポジウムを開催しており、今回はその第3回目を、下記の日程で開催する運びとなりました。
本年度は、標題のシンポジウムを第6回カーボン材料創成研究会シンポジウム、並びに第9回ケイ素科学国際シンポジウムと合わせて開催いたします。
炭素・ケイ素に係わる著名な外国人研究者を招き、最新の研究動向や成果についての講演と、プロジェクトメンバーによる研究の成果を広く発信することを目的としております。

参加費は無料ですので、お気軽にご参加ください。

 

◇ 開 催 日 : 平成25年9月9日(月)10:00~
◇ 開催場所  : 桐生市市民文化会館 4階 スカイホール
〒376-0024 群馬県桐生市織姫町2-5
TEL:0277-40-1500 FAX:0277-46-1126
 参加登録費  無料
要旨集代    1,000円
終了後、情報交換会あり 17:30 ~ 参加費 3,000円(軽食つき)を予定

招待講演者予定(ABC順)

Hee‐Gweon Woo
Nirav Patel
Vuthichai Ervithayasuporn
(Chonnam National University)
(GE Power & Water)
(Mahidol University)

 

詳細はこちらから

http://www.st.gunma-u.ac.jp/news/2013/event3013090901.html

 

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吉原利忠助教が第34回日本光医学・光生物学会において奨励賞を受賞

ニュース

分子科学部門の吉原利忠助教が第34回日本光医学・光生物学会において奨励賞(生物・化学領域)を受賞し,平成25年7月12-13日に開催された第35回日本光医学・光生物学会において受賞講演を行った。同賞は,発表内容,プレゼンテーション,質疑応答などにおいて優れた発表で,講演者の今後の一層の研究活動発展の可能性を有すると期待されるものに対して贈呈される。

受賞対象となった発表題目は「カチオン性イリジウム錯体を用いた腫瘍のin vivo光イメージング」である。がんなどの低酸素領域を光を用いて非侵襲的に可視化することを目的として,それに必要となる発光プローブ分子を光化学的アプローチと有機化学的手法により設計,合成し,それらの光物理特性を溶液,脂質膜中で明らかにし,秋田県立大学穂坂正博教授,群馬大学竹内利行副学長と共同研究を行い,マウス内の内部に存在するがん組織を選択的に可視化した結果について報告したものである。

一般に,がん組織は正常組織と比較して酸素濃度が低いことが知られており,低酸素状態で発光強度が増加するりん光を用いることにより,正常組織とがん組織を区別できることを明らかにした。この研究において吉原助教が用いた発光プローブ分子はイリジウム錯体である。これまでの研究においては,脂溶性の高いイリジウム錯体を用いていたため,水溶液中で凝集してしまい効率的に細胞に取り込まれない問題点があった。そこで,吉原助教は水溶液中でカチオンとなるイリジウム錯体を開発することで,水中での凝集を防ぎ高い細胞取り込み能を示すイリジウム錯体を設計,開発した。開発した新規イリジウム錯体はこれまでの錯体と比較して約20倍細胞へ取り込まれ,また,担がんマウス内の腫瘍をこれまでの1/10の投与量でイメージングできることを示した。現段階では,毒性などまだ克服しなければならない問題点は多いが,今後,さらに新しいイリジウム錯体を設計,合成することにより,人に使用できるプローブ分子の開発へつながることが期待され本受賞に至った。

吉原_写真

文責:飛田成史

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