理工学府 物質・生命理工学領域 / 物質・生命理工学教育プログラム / 理工学部 化学・生物化学科 | 国立大学法人 群馬大学

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2014年8月

吉野賢君(D3)がStudent Poster Prizeを受賞

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IUPAB2014でStudent Poster Prizeを受賞

 

工学研究科物質創製工学領域博士後期課程三年 吉野賢さん

 

工学研究科物質創製工学領域博士後期課程三年(生体分子科学研究室)の吉野賢さんが,  IUPAB 2014において「Student Poster Prize」を受賞した。IUPAB Congressは,International Union of Pure and Applied Biophysicsが主催する生物物理学に関する世界規模の国際会議で,今回はオーストラリアの生物物理学会(Australian Society for Biophysics)との共催で,クイーンズランド州のブリスベンにおいて,8月3日〜7日の5日間開かれた。「Student Poster Prize」は,優れたポスター発表を行った学生に贈られる賞であり,今回の受賞者は7名,日本からは吉野賢さんのみであった。受賞したポスターのタイトルは「A Biophysical Study of Partially Fluorinated Phosphatidylcholine: Membrane Physical Properties and Reconstitution of Bacteriorhodopsin into Its Liposome」で,アシル鎖末端にパーフルオロアルキル基を導入した新規リン脂質が,通常のリン脂質とは異なる際だった特徴を有すること,膜タンパク質研究に有用な人工膜を形成すること等を報告した。本研究は,指導教員の園山正史教授,共同研究者の高橋浩教授,網井秀樹教授,産業技術総合研究所の高木俊之博士,北海道大学の菊川峰志博士らとの共同研究による成果である。

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堀内宏明准教授が奨励賞を受賞

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分子科学部門の堀内宏明准教授が第35回日本光医学・光生物学会において奨励賞(生物・化学領域)を受賞し,平成26年7月25-26日に開催された第36回日本光医学・光生物学会において受賞講演を行った。同賞は,発表内容,プレゼンテーション,質疑応答などにおいて優れた発表で,講演者の今後の一層の研究活動発展の可能性を有すると期待されるものに対して贈呈される。受賞対象となった発表題目は「光線力学療法に用いるシリル化光増感剤の開発」である。

光線力学療法はがん治療法の一つで、薬剤である光増感剤を注射した後に、がん部位に可視光を照射する治療法である。この手法では薬剤ががん部位に選択的に集積すること、そして光照射するがん部位でのみ活性を発現することから、ダメージをがん部位に限定でき、術後の生活の質を改善できる。この治療法は一部では実用化されているが、まだ発展途上にあり、今後の発展のためには様々な課題をクリアしなければならない。その課題の一つに光増感剤の活性を向上させ、治療効果を高めることが挙げられる。光増感剤を改良するための新しいアプローチとしてシリル基を利用することにより、活性の向上に成功し、担がんヌードマウスを用いてがん部位を消失させることに成功した。また光吸収特性を改善するための分子改良を行い、活性をさらに向上させた結果について報告した。現段階では,代謝などまだ克服しなければならない問題点は多いが,今後の研究により高い治療効果を持つ光増感剤の開発へつながることが期待され本受賞に至った。

なお本受賞は群馬大学平塚浩士副学長、群馬大学奥津哲夫教授、秋田県立大学穂坂正博教授,群馬大学竹内利行副学長、群馬大学久新荘一郎教授、東北大学石田真太郎講師、宇都宮大学伊藤智志助教、および研究室の学生諸君によるご指導・ご協力の賜である。

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