理工学府 物質・生命理工学領域 / 物質・生命理工学教育プログラム / 理工学部 化学・生物化学科 | 国立大学法人 群馬大学

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2017年12月

清水由惟さん(M1)が優秀ポスター賞2件を受賞

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化学・生物化学科の高分子構造物性研究室所属 修士課程1年の清水由惟さんによるポスター発表が、2017年8月29日に相模中央化学研究所(神奈川県綾瀬市)にて開催された第12回相模ケイ素・材料フォーラムおよび2017年9月20日から22日に愛媛大学城北キャンパス(愛媛県松山市)で開催された第66回高分子討論会にて、それぞれ優秀ポスター賞を受賞しました。
高分子構造物性研究室では、分子量が100万を超える超高分子量ポリエチレンが分子鎖絡み合いを多く含むことを利用して高強度繊維や膜を得る「溶融延伸法」を開発しています。清水さんは、最近得られるようになった分子量分布の狭い超高分子量ポリエチレンを対象に、異なる条件で製膜したフィルムの溶融延伸挙動をインプロセスX線計測によってリアルタイム解析しました。その結果、分子鎖絡み合いが溶融延伸フィルムの構造形成に果たす役割を明らかにしました。
清水さんの発表は東ソー㈱との共同研究成果をまとめたものであり、その内容とプレゼンテーションが高く評価されました。

 

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佐野加苗さん(M2)がポスター賞を受賞

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2017年11月18日から19日に桐生市市民文化会館で開催された東北糖鎖・東京糖鎖研究会合同シンポジウム(第11回東北糖鎖研究会・GlycoTOKYO2017)において、糖鎖化学研究室の佐野 加苗(M2)さんがポスター賞を受賞しました。

◆受賞演題:α(1-2)マンノシル化反応を利用した高マンノース型糖鎖部分構造の効率的合成

◆著者:佐野 加苗, 小杉 実沙, 石井 希実, 松尾 一郎

本発表は、小胞体内において糖タンパク質の品質管理機構への関与が示唆されている高マンノース型糖鎖の機能解明を目指した研究の一環で、高マンノース型糖鎖の共通構造であるマンノースオリゴマーを連続的グリコシル化反応により、一段階で効率的に合成する方法について報告しました。一般に、糖と糖を化学的につなぎ合わせてオリゴ糖を合成する際、糖残基への保護基の導入、グリコシル化反応の立体制御、立体異性体の分離など煩雑な工程が必要でした。そこでマンノオリゴ糖を合成するにあたり、糖受容体と糖供与体の両方の性質を担う糖誘導体をデザインし、自己縮合反応させることで、1回のグリコシル化反応で2〜8糖からなるオリゴ糖が得られることを示しました。さらに糖残基上の保護基の種類を検討した結果、C-3位の保護基により、グリコシル化反応における立体選択性を完全に制御できることを明らかにしました。

 

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石原れい子さん(M2)が若手優秀講演賞を受賞

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2017年12月1日に岡山理科大学で開催された第54回フローインジェクション分析講演会(FIA講演会)において、修士課程2年(分析化学研究室)の石原れい子さんが若手優秀講演賞を受賞した。

石原さんの受賞演題は「ESI-MSによるケイ酸定量のための前処理用電気透析装置の開発」で、指導教員である角田欣一教授および佐藤記一准教授らとの共同研究による成果である。

本発表では、エレクトロスプレーイオン化質量分析計を用いて環境水中に含まれるケイ酸の定量分析を行うための前処理用オンライン電気透析装置の開発と、その性能評価を行った結果について報告した。

 

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秦真理奈さん(M1)がBest Poster Awardを受賞

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2017年9月7日〜9月8日に幕張メッセで開催された The Royal Society of Chemistry Tokyo International Conference 2017 において、修士課程1年(分析化学研究室)の秦真理奈さんが Best Poster Award を受賞した。

受賞演題は”Cell culture in a tubular collagen gel for development of a vascular model”で、指導教員である佐藤記一准教授および角田欣一教授との共同研究による成果である。

本研究は、創薬におけるバイオアッセイに役立てることをめざし、マイクロ流体デバイス内部に血管モデルを構築することを試みたもので、コラーゲンを管状にゲル化させてその中でヒト血管由来の細胞を培養する技術開発を行ったことを報告した。

 

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日本化学会関東支部群馬地区研究交流発表会で7名がポスター賞を受賞

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平成29年12月7日に群馬大学桐生キャンパスで開催された日本化学会関東支部群馬地区研究交流発表会において、群馬大学が関係する受賞が7件ありました。
その詳細は以下の通りです。

 

「オリゴアルギニンリンカーを用いたレシオ酸素プローブの光物理特性および細胞内酸素センシング」
〇安ヵ川真美,吉原利忠,飛田成史 (群馬大院理工)

 

「光エネルギー変換素子としてのCu(I)錯体の励起構造のジホスフィン配位子依存性」
〇安田佳史1,田谷伊純1,須賀勇貴1 ,橋本祥1,浅野素子1,竹田浩之2,石谷治2 (群馬大院理工1,東工大院理2)

 

「タンパク質の分子整列による結晶化誘起に適した光源の開発」
〇舘花千夏,堀内宏明,奥津哲夫 (群馬大理工)

 

「光免疫療法への応用を目指した糖鎖連結光増感剤の開発」
〇久保田諒,堀内宏明,石井希実,佐野加苗,松尾一郎,奥津哲夫 (群馬大院理工)

 

「海洋細菌由来Proteorhodopsinの大量調製及び合成脂質二分子膜への再構成」
〇山本愛理1,林史夫2,茂木俊憲3,菊川峰志4,園山正史3 (群馬大理工1,群馬大機器分析セ2,群馬大院理工3,北大先端生命4)

 

「ヘキサシラベンゼンの熱力学的及び速度論的安定化を志向した理論的分子設計」
〇中村 泰司,工藤 貴子 (群馬大院理工)

 

「部分フッ素化ジパルミトイルホスファチジルコリンの熱的相転移:パーフルオロアルキル鎖長が脂質二分子膜の構造に与える影響」
〇柳瑶美1,茂木俊憲1,高橋浩1,高木俊之2,網井秀樹1,長谷川健3,金森敏幸2,園山正史1 (群馬大院理工1,産総研創薬基盤2,京大化研3)

 

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須田瞭太君(M1)らがポスター賞を受賞

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平成29年11月9日~10日に東京大学本郷キャンパスで開催された日本食品免疫学会第13回学術大会において、物質・生命理工学教育プログラム博士前期課程須田瞭太君、小方優弥君、北爪里欧さん、茂福大樹君、分子科学部門榎本淳准教授による一般講演「免疫系の老化に及ぼす食餌量制限の抑制効果」が56演題中の6題の一つに選ばれ、日本食品免疫学会ポスター賞を受賞しました。

本研究は、古くから健康に良いとされている腹八分目(食餌量制限)が、健康寿命を延ばすために欠かせない免疫系の老化を抑えることができる可能性を実験動物であるマウスを用いて示したものです。

須田君の卓越した発表技法に加え、休日・祝日を問わず、毎日決められた時刻にマウスの食餌の消費量を測定し、新たな食餌を与えた受賞者全員の日頃の努力が評価されたものであると推測され、これを励みにして、今後も本研究を遂行していきたいと決意を新たにしています。

 

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上原宏樹教授が高分子学会三菱化学賞を受賞

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上原教授はこれまで一貫して高分子材料の高性能化・高機能化に関する研究を行ってこられた。

上原教授はこれらを達成するために従来であれば望ましくない構造である「絡み合い」を積極的に利用して、新たな成形加工法である「溶融延伸法」を開発された。

高分子材料の高強度化は延伸などによって分子を配向させることで強い共有結合をマクロレベルで顕在化させることで達成される。

そのため、高分子鎖の絡み合いはこれまでは分子配向を妨げるために排除するのが常識であった。

一方で分子量が100万以上の超高分子量ポリエチレンは力学的特性が非常に優れているが融点以上でも溶融粘度が非常に高いために成形加工が困難であった。

これに対して上原教授は超高分子量ポリエチレンの絡み合いに着目し、絡み合いを応力伝達点の基点として積極的に利用することで分子鎖を配向結晶化する「溶融延伸法」を開発された。

この方法は従来の「絡み合いを排除する高性能化」から「絡み合いを利用する高機能化」へのパラダイムシフトであり、単なる手法の開発ではないところが重要な点である。

上原教授は高分子科学に基礎を置き、技術・産業に寄与する独創的な優れた業績を多数挙げており、これらの業績に対して高分子学会三菱化学賞が授与された。

 

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上原宏樹教授が繊維学会賞を受賞

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今年度の繊維学会年次大会にて、上原教授が第43回繊維学会賞を受賞した。

群馬大からの受賞は第7回以来36年ぶりである。

繊維学会賞は「繊維科学について独創的で優秀な研究を行い、さらに研究の発展が期待される研究者」に対して贈られる。

例年、繊維学会賞は2名の研究者に贈られるが、今年度は上原教授のみが受賞対象となった。

6月7日に東京・江戸川区にタワーホール船堀で開催された平成29年度繊維学会年次大会にて受賞式があり、翌8日に受賞講演が行われ大学関係者のみならず産業界からも多くの聴講があり、200名近くの聴衆が集まった。

上原教授は、大型放射光源(SPring-8)を用いたインプロセスX線回折・散乱測定および固体NMR測定により、繊維やフィルムの延伸過程で起こる構造・物性発現メカニズムをリアルタイムで解析することにより、ポリエチレンなどの汎用性高分子材料から高強度の繊維やフィルムを得ることに成功している。

これらの一部は、強力釣り糸として大手メーカーから市販されたほか、リチウムイオン電池膜や糖尿病センター、水質浄化フィルター、ロボット材料などへの応用が期待されている。

これらの研究成果は学術誌表紙論文に選ばれるとともに、科学技術振興機構より「特許群」形成の支援対象に指定されており、学術的な重要性のみならず、産業的な有用性も高く評価されている。

 

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久保田 諒さん(M1)がポスター賞を受賞

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2017年11月18日から19日に桐生市民文化会館で開催された東北糖鎖研究会・東京糖鎖研究会合同シンポジウム(第11回東北糖鎖研究会・GlycoTOKYO2017)において、光物理化学研究室の久保田 諒さん(M1)がポスター賞を受賞しました。

「ポスター賞」は、優れたポスター発表をおこなった者に対して贈呈されるものである。

受賞した発表の演題等は以下のとおりであり、松尾 一郎 教授らとの共同研究である。

受賞演題:光免疫療法への応用を目指した糖鎖連結光増感剤の開発

著者:久保田 諒・石井 希実・佐野 加苗・奥津 哲夫・松尾 一郎・堀内 宏明

 

本発表では、光照射によって活性酸素種を生成する光増感剤と抗体を、均一糖鎖を介して連結させたがん治療薬を開発するために、光増感剤と均一糖鎖を連結した化合物を合成し、光化学的性質を明らかにした成果について報告した。現在は開発した化合物を元に、光免疫療法に用いる薬剤への展開を進めている。

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